かつて、翼を広げて空の彼方の世界を駆けめぐった2D MMORPGがあった。その名は「エンジェル戦記」。可愛らしいキャラクターと、テンポのいい爽快なバトルで多くのプレイヤーに愛されながら、惜しまれつつサービスを終えた一作だ。本稿では、当時を知るファンの視点から、エンジェル戦記がどんなゲームだったのかを、世界観とシステムの両面から振り返っていく。
✨ この記事でわかること
- エンジェル戦記はライオンズフィルムが手がけた2D MMORPGで、「エンジェルラブオンライン」の続編にあたる
- 女神アテナに協力するエンジェルとして冒険する、神話をモチーフにした世界観
- ペットとの陣形バトルやインスタンス戦場など、戦略性と爽快感を両立したシステムが魅力だった。
- 現在はサービスを終了しており、当サイトはその思い出を記録するファンアーカイブである
エンジェル戦記とはどんなゲームだったのか
エンジェル戦記は、ライオンズフィルムが配信していた基本プレイ無料の2D MMORPGだ。2000年代に人気を博した「エンジェルラブオンライン」の続編として登場し、スマートフォンやPCブラウザ、家庭用ゲーム機など複数の環境で遊べたのが特徴だった。見下ろし型の可愛らしい2Dグラフィックと、ほのぼのとした空気感が大きな魅力だった。
派手なエフェクトとスキルコンボを組み合わせたアクション性の高い戦闘も評価が高く、「見た目はかわいいのに中身は本格派」というギャップにハマったプレイヤーは多い。基本プレイ無料で気軽に始められた点も、間口の広さにつながっていた。
アテナとエンジェルが紡ぐ神話の世界
エンジェル戦記の物語の中心にいるのは、女神アテナだ。神々による創生の時代から数千年。パンドラが開けた箱の影響で世界各地に異変が起こりはじめ、その背後に潜む強大な存在に気づいたアテナは、世界に平和を取り戻すためエンジェルたちに協力を求める。プレイヤーはそのエンジェルのひとりとして、ファンタジー世界を旅していくことになる。
ギリシャ神話を軸に、北欧や東方の神話的なモチーフも溶け込んだ世界観は、本作ならではの奥行きを生んでいた。こうした神話の融合からエンジェル戦記の世界観を読み解く視点は、物語をより深く味わううえで欠かせない。
戦略と爽快感を両立した戦闘システム
エンジェル戦記の戦闘でとくに語り草となったのが、ペットと陣形のシステムだ。最大10体ものペットを引き連れ、陣形を組んで戦うことで、ただ殴り合うだけではない戦略的な立ち回りが楽しめた。
フィールドも二種類が用意されていた。自分のレベルに合わせて難易度を選べる「インスタンスバトルフィールド」は、ソロや少人数で、モンスターの取り合いを気にせず遊べるストレスフリーな設計。一方の「大人数参加型バトルフィールド」では、人数制限なしで巨大ボスに挑むことができた。爽快バトルアクションとしてのエンジェル戦記の魅力は、この緩急の効いた戦場設計に支えられていたといっていい。
いま、エンジェル戦記を振り返る
多くのオンラインゲームがそうであるように、エンジェル戦記もまたサービスを終了し、いまは直接プレイすることはできない。オンラインゲームをめぐる環境は移り変わり続けており、ゲーム業界とオンラインの今後をめぐる動きを眺めると、本作が登場した時代との違いも見えてくる。それでも、あの可愛らしい世界で過ごした時間や、仲間と挑んだボス戦の記憶は、プレイヤーの中に確かに残っている。当サイトは、そんな思い出を有志で持ち寄り、記録として残していくための非公式のファンアーカイブだ。
よくある質問
翼を広げて駆けた、あの空の世界。エンジェル戦記が確かに存在したことを、ファンのひとりとしてこれからも記録していきたい。
